月別アーカイブ: 2015年6月

自分軸の立つ体

昨日今日とセミナー、勉強会に行ってきました。

それぞれ全く違うテーマで実技と座学、会場の雰囲気もキャラクターも違うのですが、受講者に共通点がありました。

みなさん軸が立っている!

ちょっとふわーんとした感じだった人が、終了時には、安定感があって目の輝きも違ったり、前のめり気味だった人が肩の力が抜けてすんなり立っていたり。

「そうだ、わたし、こうしたかったんだ!」とか「帰ったらあれをするぞー」といった意欲であったり「そうよねー」と相手を受け入れる余裕があったり、体が意思を持っています。

ほんと、体は「意思」だと思います。

「姿勢悪い! しゃんとしなさい」と何度言ったってそれでしゃんとはできない。

わたしはこうしたいんだ! と自分が思わないとしゃんとできない。

目的意識を持っている人は、知識や技術、何らかのサジェスチョンを得ることで、意思の整理ができて、体も整う。(今回わたしが参加した勉強会の参加者さんたちみたいに。)

 

じゃあ、目的意識がないと、体が整わないかというとそうではない。

体を整えていくと、軸が立って、意思の整理ができて、目的意識がはっきりしてくる。「体⇒心」への変化もある。

マンツーマンで指導中に関係のないおしゃべりをして気の散りやすかった人が、「わたし、本を集中して読めるようになりたいんです!」と言い、体への向き合い方も変わってきたり。

「今の職場が合わない・・・」とモヤモヤしていた人が(ブラック企業だった・・・)、エクササイズの確認中に「あんな会社おかしいわ! 明日の朝辞めるって言います!」と宣言したり。

ほんと、そんなのあるの~? ってことが起こる、からだそだてです。

(「集中できるように」とか「冷静に物事を見られるように」といったテーマでプログラムを組んでいるわたしがびっくりする。からだって短時間で変わろうと思えば変わる。もう、毎回、この人すごいなあ、この人すごいなあ、って思います。)

 

自分を変えたい~充実させたい~って、お稽古ごとにせっせと通ったりする人、いるでしょう? (わたしも一時期そうだった^^)

でも変わらない、充実しない・・・

本当にほしいのは、転職や昇進に使える資格でもなければみんなが感心する技術技能でもない。

自分軸。

(お稽古や学校に行くと、目的意識のある、すなわち自分軸の立った人が少なくないから、そういう場に体が共鳴して軸が立ちやすくなるというのはある。麻中のヨモギですね。)

お稽古も学校も趣味も仕事も家庭も子育ても友達づきあいも、自分ひとりの時間も、自分軸を整える。

でも、なんだか体や心がモヤモヤしてるの・・・なら、からだそだてで自分の体の使い方を見てみませんか?

体のブレがなくなると、心もぐらつかなくなります。迷わず、今見るべきものが見え、やるべきことに向き合えるようになります。

不調改善がゴールではありません。

こころとコアに効いてくる、ここあるきにどうぞ(^▽^)

ピアノの失敗風成功体験

中学生のAちゃん、この間ピアノの発表会があったそうです。

「大失敗~」だったんですって。

リハでもつまづき、本番でも2度止まりかけた。終わってから号泣。

 

「それってすごい!!」と感心するわたしに、Aちゃんは怪訝そう。

「止まりかけたのに、最後まで弾いたんでしょ?」

「うん。うわー、やばい!って思って、でも最後まで弾かなきゃって」

「すごいー。最後までがんばって弾いたん。もうやめます! てステージから降りたりせず」

「笑」

「しかも終わってから泣いたってえらいねー」

「号泣ですよ~」

「ステージでは泣かないのがすごいねー。冷静やん! それに、号泣するって『わたしの演奏はこんなもんじゃない』ってイメージがあったから泣けるんでしょう?」

「あー・・・そう、そうか・・・」

「すごいねえ。なりたいイメージがはっきりしてるから、そうできなくて悔しかったんや。失敗やないよ。ピンチを乗り越えた大成功。これから『うわーやばい』のことってまた出会うと思うけど、『わたし、ピアノであんなふうに乗り越えた!』っていう経験は次のときにも生きるし、周りの人にも生きるよ。『わたし、中学の時のピアノでさー・・・』って。」

この後Aちゃんは、次の発表会の準備がすぐに始まること、学校も忙しいことを、「たいへんです~」と言いながら楽しそうに話してくれました。

その日の演奏としては満足のいかないものだっただろう。悔しかった。

でもそれを「そういうときもあるよ、今度はうまくできるよ、もっと練習しよう」とまとめたくはない。そうするとそれは「失敗、削除すべき経験」にしかならない。

でも、本当に大事なのは、そのときどういう気持ちで、どう対処したか、精一杯やったか、ということ。

生きていると、思い通りにならないこと、予期しない展開、いっぱいある。

そういうときに対処する力を持っていることに気づいてほしい。

もちろん、逃げる、へこむ、も対処の一つ。そのときそれはそれでいい。でも、逃げたところから戻ってくることもできるし、へこんだところから新しく起き直ることもできる。どうなりたいか、どうしたいかは、自分で決められる。

「うわー、やばい、やっちゃった」は、やっといたほうがいい。それらの経験を丁寧に吸収することでタフになれる。突破口が開ける。

Aちゃんの、失敗ではない、成功体験でした。

 

 

 

【お知らせ】7/30にWS、フォームの整備

お知らせです。

●7/30に青葉台でワークショップを開催します。

テーマは「地に足をつけて颯爽と歩こう」です☆

詳しくはコチラ

夏休みスペシャルとして、小・中・高校生の女の子に割引価格を設定しました。親子参加も歓迎です!

 

●サイトのメニューの配置や申し込みフォームを整備しました。

少しすっきりしたかな・・・?

こうするともっといいかも、などお気づきの点などあればお知らせいただけるとありがたいです。

ほか、お問合せなど、お気軽にどうぞ!

よろしくお願いいたします。

手植えで田植え

山梨で農家をやってる友達のところに、田植えをさせてもらいに行ってきました。

赤峰勝人(あかみね かつと)氏の下で循環農法を学び、完全無農薬で、田畑の虫や草や菌の力が生きた、お米や野菜を作っています。

6月のこの時期に田植えって遅いんじゃない? と周りから思われることも多いそう。

でも、本来は苗をこの時期まで十分育ててから、水田に植えるものだそうです。

5.5葉に育った苗を一本一本、手で植えていきます。分蘖(ぶんけつ)して太くなります。

農園夫婦+ゲスト3名の計5名で、1反を植え終わりました。

この田んぼの品種はイセヒカリ。

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ここのお米や野菜はむちゃくちゃおいしいです☆

こんなにごはんっておいしかったのか!とびっくりします。

富士山からの湧水、清涼な空気、手入れされたふかふかの土、おいしくならないはずがありません。

農園の旦那さんは以前は野菜ギライ、奥さんは料理ギライ、だったそうだけど、この農法で農家を始めて野菜大好き!料理大好き!になったそう。野菜本来の旨味が濃厚だから、シンプルに美味しさを味わえるのです。(わたしも、自分が料理上手になった!と思いました。素材の力です^x^)

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リウマチで不調だったときにここの玄米に切り替えたら、すごく元気になりました。(1ヶ月くらいのとき、ごほごほとすごく咳き込んで、その後服用していた薬のニオイの痰が大量に出ました。2年目くらいのときにも同様のことがありました。こういうことの後、ぐんと体と心に力が入るようになりました。体に不要なものを排出する力だと思いました。)

体って食べたものでできているんだなあ、と身にしみました。

よく食べて、よく動く、これが「生きる」ための両輪。

 

以前は、農薬を使わない野菜は確かにおいしいけど、ちょっと高いなあという認識でした。でも、農薬が体に入ると大きな負荷がかかるんですね。

赤峰さん自身も、最初の頃は農薬を使った農法をしていて、体調を崩したりされ、そこから今の循環農法を確立されたそうです。

循環農法のお米や野菜単体は、スーパーの一般的な商品より高いものもあれば安いものもある。しかし、栄養十分で、薬効と言っていいくらいパワフルなので、高くないと思う。

わたしの体の大半はここの農園のお米と野菜でできています。

注文して送ってもらっているのです。

ここあるきにはパンフも置いているので、ご興味ある方は来られたときに声をかけてくださいね! 田んぼや畑にふれるのも楽しいですよ^▽^

なずなの会 (赤峰勝人主宰)

赤峰勝人の著書

『ニンジンから宇宙へ』(←食や農法だけでなく、地に足のついた生き方の哲学につながる)

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『百姓赤峰勝人の野菜ごはん』 (←レシピ。わたしもよく使ってる。)yasaigohan

やっぱり歩くこと!

個人ブログ 横あるき「歩くほどに元気に」という記事を書いた。

 

やっぱり、歩く

7月のワークショップのテーマはこれだ☆

地に足をつけて歩く。

のびやかに歩く。

自分の本来の姿勢で、歩幅で、速度で、生き生きと。

そうすれば、前向きになれる。心も前に進める。

 

とぼとぼ、ペタペタ、ドスドス、ふらふら、ちょこちょこ・・・それってなんか違うよなあ、と思っている人がいれば、一緒に歩きはじめたい。

 

ここはその名も「ここあるき」です。

ここから歩きはじめよう~^▽^

 

夏休みのご都合は?

今回、6/9のワークショップは残念ながら流れてしまった。告知期間が短すぎたうえに、サイトを作るのも遅かった。広報の仕方など、いろいろ勉強になりました。

それで、次回に向けて、準備を進めます!

やりたいテーマはいっぱいあるし、こんな人にこんなふうになってもらいたいとかもいっぱいいっぱい、あるんです。

 

次回は、7月下旬以降を予定。

学校が夏休みの期間なので、その時期に開催するなら、中高生の子とか、そのお母さんなどにも参加してもらえるようにしたいなあ。

(ほんと、中高生の女の子に、アプローチしたい!

からだの変化の大きい時期で、進学など環境による緊張ストレスも大きい。生理不調や肩こり、イライラ、だるさ、などを抱えている子も少なくない。わたしの体ってどうなってるの? って困ってたり、わたしってダメなのかなあ、どうしたらいいのかなあ、とモヤモヤしてたり・・・。

でも、からだを見てみようよ! 痛いとかしんどいとかにフォーカスしがちで、素敵なところに気づいてなかったりするの、もったいなさすぎ!!

体の使い方を見直して、お宝をバンバン使って、今の体の軸・重心を整えればいいんだよ!

もちろん、マンツーマンでも見られる。お一人お一人の課題に丁寧にじっくり取り組めるから、それはそれでやっていきたい。

でも、ワークショップだと、同世代の子や、ほかの世代の人、いろんな人たちとからだを観ていけるから、発見や感動が外向きに広がるのが楽しい。)

 

中高生とか、お母さんとかって、夏休みはどんな感じなんだろう??

部活や夏期講習で忙しいんでしょうか?

お盆あたりは、家族や友達で遊びに行ったりするのか?

(こういう時期のワークショップのテーマは、外遊びとか、普段できない特別なことが多いイメージもあるなあ・・・)

夏休み中にするか、しないか。

するなら、いつがいいか? 7月? 8月? 朝?昼?夕方?

2、3の日程を確保しておいて、多面的なテーマを組んで、来やすいときに申し込んでね、がいいか。全1回にフォーカスか。

9月の方が、落ち着くのか?

いつに開催したって、都合と興味が合えば申し込む人は申し込むんだから、ごちゃごちゃ考えずに会場を押さえられる日時で決めちゃったほうがいいのか?

うーん、うーん・・・

なにかアドバイスいただけたら、とても嬉しいです!

お願いいたします。(^人^)

 

ミラクルはありません

わたしが勉強したきらくかんには、いろんな心身の課題を抱えた人達が通います。その過程で不調を改善するだけでなく、すごく生き生きと輝くようになっていきます。「すごい! ミラクル!」ともっと勉強したいと、奥谷まゆみさんの講義と実技を学ぶマスターコースに通う人も少なくありません。

自己紹介で、「自分はこんなに不調だった、なのにこんなに元気になった、それでまゆみさんのミラクルの秘密を知りたいと思った」と話す人もいます。一同「へえー、すごいなあ」と感心。そこでまゆみさんが言うのが、「ミラクルは、ないから!」 一同「えー・・・(がっかり)」

奇跡はない。体は「こう動かせば、こうなる」という事実でできている。体を動かして不調が治るのは奇跡でもなんでもない。奇跡は、その人の体なんだ。

そう言われた。

わたしは、最初自分のことで精一杯で、ミラクルもなにも考えていられなかった。でも、体を動かしていくなかで、接客のバイトや、山登り、整体の勉強、今までしたこともなかったことに飛び込んだ。以前の自分からすれば、驚くばかりだ。

 

ミラクルはないけれど、事実はある。

体は動かせる。動かせば変わる。

そのサンプルは、このわたしです。

 

 

それを見せられるのは強みだ。

ここあるきに来た人のなかにも、「わあ、すごい。こんなに楽になった。うちのお母さんにもできるかなあ? でもお母さん、動くの嫌いだからなあ」等話す方がいる。

「まず、ご自身がよくなることですよ。」

ミラクルはない、けど、ミラクルを起こす体はある。

どの体も、ミラクルを起こす。

自分の体のプロになる

体調を崩すのは、とてもつらい。

これまでいっぱい頑張ってきた体が休みたい! と叫ぶのだ。

限られた時間のなかで、あれもこれもやって、息継ぎもできなかった。

たいへんだった。休めばいい。

 

しかし、お休みが長引くほどに後ろめたさが出てくる。

「わたし、仕事バリバリしてたのに・・・」「子供の世話も十分できなくて・・・」「家の中も片付けられない・・・」

○○社の○○担当、○○職、母親、主婦、そういう周りへの「役割」を果たせない自分が、「ダメ」みたいに思えることがある。

復帰しても、また同じような不調を繰り返す。

(かつてのわたしがそうでした。)

 

ちがうちがう。

今は「自分の体のプロ」になるときなんだ。

自分の体に責任を果たすとき。

まずは体をしっかり休める、それが最重要。

そうしたら、動きはじめよう。

今の体が動きたいやり方で。

「そう! こんなふうに座りたかったの!」

「この立ち方、好き!」

「自分がこんなふうにスイスイ歩けるって知らなかった!」

 

そう! 使いたいもの、必要なものは全部自分のなかに入ってる!

からだそだては、ご自身の体の軸を整え、「今」を生きる体を作っていくサポートをします。

「動けない」は、お休みしてただけ。

動き方のスイッチがわからなくなってただけ。

不調をつくる体のクセを変えれば、不調をリセットするやり方を身につければ、そんなに簡単に、前の不調に戻らない。

あなたの体は、あなたの動かしたいように、動かせる。「今」を生き生きとできる。前へすすめる。

自分の体のプロになろう。

ワークショップ青葉台 準備中

6月9日にからだそだてワークショップを開催します。

ワークショップの詳細とお申込はコチラ。

サイトオープン記念で、サイトからの申込は2,700円です。

 

準備ってむつかしい~

どういう人が来てくれるか、どういう人に来てもらいたいか。

参加費3,000円

高いか、安いか。

 

美容室の2階なので、チラシを見た人は、

「ヘアカット1回分の料金かあ」とか思うかもしれないな。

映画2,000円+ランチ、とか、ケイタイの月々の料金で言うと、とか。

公民館の体操教室なら、とても安いしね。

 

 

わたしは、どんな人に来て欲しいか、うーんといっぱい考えた。

無料!なら、気軽に申し込む人も多いかもしれない。

もちろん、わたしだって、できるだけ参加者さんのお財布に優しい講座を開きたい。

その一方で、「自分の体にはこれだけの値打ちがある!」 と投資してくれる人に来てほしい。

 

それで、決めたのが、3,000円です。

座る、呼吸は一生のこと。

6月9日の2時間弱に3,000円を支払うんじゃない。

これから先の人生何十年のからだの使い方大革命のための3,000円だ。

これからの何十年、毎日何十回も立ったり座ったり、息を吸ったり吐いたりしていく。

今までの使い方だってそれはそれでオッケー。

だって、それで生きてきたんだから。

でも、「座ってると疲れるー」「だるいー」「集中できない」「肩こりが、腰痛が、生理痛が・・・」「立ち上がりが痛くって・・・」そんな課題を抱えた人たちが、座り方や呼吸といった日常の改善の提案で、がらりと不調改善させ、生き生きとしはじめるのを、いっぱい見てきた。

疲れる人は、疲れる座り方をしてる。だるいという人は、だるい座り方をしてる。肩こりの人は肩こりになるような座り方だし、立ち上がりが痛いという人は、立ち上がりに負荷をかけるような座り方をしている。

それが知らず知らず、使い方のくせになっている。

「だってこんなもんでしょ」「仕方ないのよ、事務職だから」「腰痛は長年の付き合いだし・・・」

変えられないと思ってるけど、変えられる。

自分で直そうとすると、それがなかなか難しくって、別の痛みを生んだりもしている。

無理にがんばらなくていい。

不調に振り回されなくでいい。

自分軸の座り方がある!

自分の体を存分に使える深い呼吸はできる!

どんな体でも、いくつであっても、痛くても、弱ってても、

自分の体のプロになれる。

自分軸の座り方も呼吸も決して難しいものじゃない。

身につけたら、自分の子どもや、親や、職場の同僚にも「こんなふうに座ってみて!」と伝えられる。

自分自身を発見できる、参加者さんが次の伝道者になっていくようなワークショップにしたい!

と準備中です。

 

絶対3,000円のモトは取って帰ってほしい!!

いろいろ用意をがんばるぞー。(^▽^)/

 

 

100歳の寝たきりのおじいさん

わたしが、整体の習得コースで勉強していたとき。

先生が、どんどんいろんな人の体を触らせてもらいなさい、見せてもらいなさい、と言った。

それで、帰省の折に100歳になる祖父を見たいと思った。

講義やエクササイズを、「おじいちゃん、こんなのしたらいいかも!」なんて思いながら勉強していた。

祖父は、健康オタクで、身の回りのことも自分でしてシャッシャと動くけど、だんだん弱ってきてるからなあ・・・。

と、2年ぶりに会いに行ったら、なんと、寝たきりになってました(><)

つまづいての転倒で複雑骨折を繰り返し、立てなくなったので、ベッドの上の生活に。

思考ははっきりしてるし、ご飯もしっかり食べる。周りのあれこれもしっかり覚えてて、「これはどうなったんや」と気にかけている。

・・・寝たきりなんて、想像してなかった。

どうしよう・・・寝たきりの人ってどういうの・・・??

 

まゆみさんの「どんな体も、生きてる限り使える部分が必ずあります」を思い出す。

とにかく、見てみないことには、なにも分からないわ、と体を見させてもらうと、元気そう!

骨折して立てないだけで、ほかは元気なんや。ここがこうで、こんなふうでいいと思う! と説明すると、おじいちゃんも、「そうかー」とニコニコ。

でも、何ができるのか、おじいちゃんは何がしたいのか。

このときは、まだまだ勉強途中で、即座には提案を出せなかったので、また明日、とひとまず帰った。

うーん、寝たままでできることで、おじいちゃんのこの体が喜ぶこと・・・

お腹が少し冷たくて、呼吸が浅いなあ、あの姿勢でいつも寝てるしなあ。

複雑骨折してるっていうから、動きに制限あるし・・・。

 

(ノートや、受講生同士のMLを見返す)

パパーン! ありましたー!

骨盤底筋呼吸!!(別名:おまた筋呼吸)

産前産後の女性によく提案するエクササイズです。

「おじいちゃんにできるエクササイズ、あったわ! 寝ながらできる呼吸法!」

横隔膜をしっかり動かすことで腸をマッサージするので、便秘の解消になること、深い呼吸で「心配事の9割が抜ける」ことを説明して、しっかりマスター。

寝たきりになるまでは、テレビで覚えた体操を朝晩やってたけれど、寝たきりになったので、「なにもできなくなった」と思っていたそうで、「わしにできる体操があった」ととても嬉しそう。

そうしたら、その晩はぐっすり寝たようで、夜中に父を呼び起こすこともなかったそう。

(体が動かない分考えるほうにエネルギーを使って、夜中にも心配事がふっと沸き起こったり、便秘が気になったりで、隣に住む父をしばしば呼んでいた。)

翌日、帰るので挨拶に行くと、血色がよくて、目の輝きが違う。握手がとても力強い。声がはっきりしてる。呼吸ってこんなにエネルギーを引き出すんだ。

「墓参りに行きたい!」と言い出して、父は「ついにぼけた?!」と思ったそうだけど、そうじゃない。祖父は力がみなぎって、いくらでも動ける気がして、「墓参りに行ける」と思ったんだ。

その1ヶ月半後、わたしの誕生日に祖父は亡くなった。100歳の大往生。

最後まで、自分の口から食事(流動食)をとり、思考も明晰でした。

寝たきりの姿を見たとき、もっと早くに整体を勉強しておきたかった、と思ったけれど、それを思ってもキリがない。今できること。

できること、あるんや!

100歳のおじいちゃんにもできるエクササイズはあった!

勉強途中のわたしにも、提案できることがあった!

女性の生殖器系課題に多く使うエクササイズが、おじいさんにも使えた!

大発見がいっぱいありました。

 

わたしの整体の相手になってくれて、おじいちゃん、ありがとう。

毎回、その方のお体と向き合うたびに、学ばせていただいている、と思う。その人のからだの歴史の重さに立ち尽くすこともある。それでも、「ひるむな!」と自分を奮い立たせるのは、寝たきりになっていることに衝撃を受けながらも、からだを見せてもらい、必死にケアを考えたあのときの経験です。