カテゴリー別アーカイブ: 衣服と体

服の表情を作るのは体

麻ワンピースブランドcode de l’air(クッドゥレール)さんの展示会に行きました。

 

麻100%のチュニックとサルエルパンツ
ここあるきのチュニックとサルエルパンツ

akemiさんデザインの服は、ここあるきで使わせていただいているものです。(旧名のA*chocolatのもの。)

会場は東京の国分寺。中央線国分寺駅から徒歩5分のギャラリーです。

 

わたしは、西国分寺駅で降りて、一駅ぶん歩きました。

2016/ 5/ 7 16:20
カラーが咲く真姿湧水群

途中に、真姿の池湧水群という水のきれいなところがあり、行ってみたかったのです。ある風水の先生によると、このあたりは、気の流れがよく、パワースポットなのだそうです。

 

 

 

 

 

2016/ 5/ 7 15:42
ジャケツイバラ。幹はトゲだらけ

国分寺(地名のもとになってるお寺)には小さな植物園があり、万葉集に歌われた草木が植えられていました。これはジャケツイバラ。

わたしは生まれ育ちが奈良県で、万葉の植物にも歌にも親しんでいたけれど、ここは武蔵野。植物も歌も取り上げられているものが随分違います。

 

2016/ 5/ 7 16:07
真姿湧水群の源泉地

真姿の湧水の源泉。ここだけ人口密度が高い。奈良時代から知られる名水だそうです。

途中でハーブ(ローズマリー)の苗を買いました。気の流れのよい場所で、音・香り・光・味など五感に通じるものを得ると、その場のエネルギーを持って帰れるんですって。おみやげってそういうものですね。

 

 

 

2016/ 5/ 7 18:01
木漏れ日がゆれるようなワンピース

さて、ずいぶん寄り道しながら、展示会の会場に着きました。

大きな水玉で、元気なビタミン色のファブリックが入った服がメインです。

着るだけでテンション上がりそう!

code de l’air(クッドゥレール)はフランス語で「大気の刻印」という意味だそうです。

2016/ 5/ 7 18:00
さくらんぼみたいな水玉
2016/ 5/ 7 17:57
着る人を順番待ちしている服たち

akemiさんのデザインは、服と体の間の空気をゆったり味わう感じがします。

 

ブランドのこと、ここあるきで使わせていただいている服のことや、衣服と体のことなどいろいろおしゃべりしました。

 

 

ここあるきの服は、毎回いろんな方に着ていただいて、その度に「あ、この人、こんな感じなんだ」「この服、こんな表情もあるんだ」と、発見がある服です。

 

 

ここあるきには「わたしって、体がゆがんでますよね?! (>_<)」と来られる方が少なくないのですが。

2016/ 5/ 7 15:43

体がゆがんでるって・・・世界の数十億人のうち、体がゆがんでる人の割合は100%だよ!

体を見せるプロである、ファッションモデルも、ダンサーも、アスリートもゆがんでます。あなたも、わたしも。

だって、地球は地軸が23.4度傾きながら自転してるし、太陽の周りを公転してるし、月の引力の影響も受けてるし。ふだんぼーっとしてても、遊園地のアトラクション以上のエネルギーを体は受けてます。

なにより、体の中身は左右対称でも、上下対称でも、前後対称でもありません。右側に肝臓、左側に胃、心臓は中心よりやや左、脾臓は左。ふたつの卵巣は前寄り、子宮は後ろ寄り。

体は球形でも直方体でもないし、完全無欠のマネキン人形のようでもない。朝昼晩でも季節でも変わるし、仕事や生活状況でも変わる。

だから、後ろ姿だけで「だれだれさん!」って分かるし、久しぶりに会うと「なんか、変わったね!?」って体の表情で感じたりする。

体が人それぞれ違う、その時々で変わるってほんとうに素敵なこと!

やる気まんまんのときもある、痛いときもある、つらいときもある、のんびりのときもある。生きていれば、いろいろ起こる。

衣服は、そういう体の歴史を包みながら、その人の魅力を引き出してくれる。

 

不調はつらい。でも不調だけでその人の体はできているのではない。

その人の体に沿ったシワや影やふくらみで、服は生き生きとする。

普段の服にできるシワにコンプレックスをお持ちの方が、ここあるきの服に着替えて、「これ、気持ちいい!」とニコニコされる。重心も本来の位置に整いやすくなり、服に体と心が後押しされてる、と思います。

立ったり、座ったり、伸びたり、捻ったり、服と連動して体は動く。この体は、生きているんだなー、とわたしは嬉しくなる。

わたしは、akemiさんの服をからだそだてで使わせていただいて、改めてそんなことに気づきました。

 

akemiさんご本人の写真撮影はパスされちゃったのですが、とても魅力的な方。デザイナーさんとお話すると、その服が「想いを持って呼吸している」と実感できます。

今なら、国分寺で会えますよ。5月上旬と下旬に展示会です。

水のきれいな国分寺周辺、ギャラリーやおいしいもののお店も多いので、いろいろ楽しんでくださいね。

2016/ 5/ 7 18:01
Gallery BON CHIC

code de l’air(クッドゥレール)展示会

◆2016.5.6(金)~5.11(水) @Gallery BON CHIC  

10:30~17:30 作家は毎日在廊いたします。

Gallery BON CHIC
東京都国分寺市 南町2丁目10-23
JR国分寺駅南口徒歩5分
042-301-3296

◆2016.5.31(火)~6.5(日) @cafe slow  
火:11:30~18:00
水:11:30~18:00
木:11:30~18:00
金:11:30~15:30
土:11:30~15:30
日:11:30~18:00
作家は毎日在廊いたします。

イベント開催のない金・土:11:30-19:00 日:展示会のみ18:00まで、
カフェは19:00まで営業しています。
詳細はcafe slowさんのホームページにてご確認ください。

cafe slow  
東京都国分寺市東元町2-20-10
JR国分寺駅南口徒歩5分
042-401-8505
FBページ
https://www.facebook.com/CafeSlow/timeline  

 

服の力

ここあるきでは、マンツーマンのメニューにお着替えを用意しています。

リネン(麻)専門のブランドA*chocolatさんのセットです。上はチュニック、下はサルエルパンツでゆったりしています。

 

麻100%のチュニックとサルエルパンツ
着替え、以前は「動きやすいシャツとズボン」をご自身でご用意いただくようお願いしていました。
それで気づいたのは、「不調のある人は、動きづらい服を持ってくることが多い」ということです。
とくに、「不調のある部分が動きづらい服」。
例えば、屈伸しづらいズボン、お尻がパツパツのズボン、息苦しそうなシャツ、肩を動かしづらいシャツ。暗い色だったり、その方の本来の雰囲気と合わなかったり・・・。

「不調でいっぱい」で服のことなんて考えられないという様子の方もいらっしゃいます。

あまりにも不調の部分が苦しそう。
不調がある=その部分を動かさない=動かしづらくても気にならないと、不調がある=動かしづらいの当たり前、があると思います。
これでは、エクササイズをしても、開放感の実感が今ひとつ味わえないなあ・・・こちらで服を用意したいなあ、と検討しました。

スポーツ用品店、ヨガウエアの店、都内まで行って、ネットショップも、あちこちぐるぐる巡りました。

(整体院の着替えは、ユニ○○のスエットの上下が多いけど、ここあるきは施術が目的じゃない。
スポーツウエアやヨガウエア・・・スポーツクラブやヨガ教室じゃないし、スポーツやヨガというより「日常生活の質を上げる」にフォーカスしている。
主体は、あくまでもゲスト様ご本人。自分で自分の体を育てるってテンションの上がる楽しいことをするのに、格別気分が盛り上がるものが欲しい。

個性が強すぎないもので、むしろ着る人の個性を引き出すような・・・うーんうーん・・・)

そんなときに、出会ったのがA*chocolatさんの服。

試着したとたん、「あ、これだったんだー!」体に開放感がわあっとひろがりました。

良質の麻で軽く、衣服と体のあいだだけでなく、外の世界からの風通しが良いのです。

「この服で、さて、なにしようっ?」という気分になります。

 

ここあるきをどんなサロンにするか模索してたのが、この服を着た人が体を育てる、と決まったとたん、空間イメージ・細かい備品までするするーっとまとまりました。
着ていただくだけで、ゲスト様の体の緊張がほぐれるのがわかります。表情もゆったり。


エクササイズも楽に行って頂けるようになりました。

エクサ1
ゆったりした服は体のラインが見えづらい分こちらが見る観察はハードルが上がりますが、それより、不調で締め付けていた体に開放感を味わっていただくのがもっと重要。
デザイナーさんご自身が一枚一枚縫製される作品なので、ユニ○○とはケタが違いましたが(ユニ○○もいいメーカーさんだと思いますよ!)、導入してよかった。

服の力ってすごい。

からだそだてでこれを着た方が、「こういうふうに体を開放する服もあるんだ」と気づくきっかけになったら嬉しい。

 

そんな、A*chocolatさんは、「code de l’air」(クッドゥレール)という新たなブランド名で、リネンワンピース専門ブランドとして2016年生まれ変わりました。
3月26日から28日に京都で展示会を開催されます。

http://ameblo.jp/airliniere/entry-12122049120.html

サンクチュアリ ~ 風を感じて ~
 
ふたりのARTWORKSの世界
 
air(エール)リネンワンピース & さのりーこアトリエLUVART

さのりーこさんの絵画とのコラボです。
京都にお出での方、京都にいらっしゃる方、どうぞ☆

靴下のほころびから体を知る

靴下の一部が薄くなったので、繕いました。

kutusita1

どこを繕ったかわかる?(^w^)

「今日の一針、明日の九針」ということわざもありますが、早めに縫っておくと、無駄にほころびが広がって手間が大きくなることもないし、長持ちしますよね。

体も同じだなあ、と思います。

ちょっと調子悪いかなあ? のときにメンテナンスしておくと、不調が拡大することもない。

調子悪い、違和感は、「そろそろ見直したほうがいいよ」のサインです。

春は体を整えやすい季節です。
暖かくなるとともに、寒さでぎゅーっと縮んでこわばっていた体がほぐれやすくなります。

誰にでも訪れるこのチャンスを活かして、体を見直し育てていってほしいなーと思います。

 

kutusita2繕ったのはココ(水色で囲んだところ)でーす。

衣服のほころびは、体の使い方をよむ情報のひとつです。

ここがすれてたのは、足首が硬くなってた、かかと重心になりすぎてた、が原因だと見ています。

かかとの上部内側は、東洋医学の経絡では腎経に重なるポイント(靴下が薄くなっていたのは「水泉(すいせん)」という経穴のあたり)。

腎は生命力を司ります。腎の不調・変調は、冷え、むくみ、難聴・耳鳴り・不眠、健忘(忘れっぽい)などにつながるといわれます。年をとってからは足腰のだるさにも。

心当たりあります~^x^ わたしはこういう不調、全部経験してます。(リウマチ症状が強く出ていた当時はつまり、腎が非常に衰えていたということ。いろんな症状があったようで、元は一つの不調だったんです。)

体をパーフェクトにバランスよく使うということは、ほとんどの人はなく、だれでもどこかを使いすぎたり使い足りなかったりします。(それが人それぞれの体の個性であり魅力なんですけどね。)

体のメンテナンスをしっかりしよう、と靴下から改めて教えられました。

「今日のひと針」ですね。

たっつけ袴とふくらはぎ

たっつけ袴を作りました。

2016/ 2/12 21:54
たっつけ袴

「たっつけ」とは「裁ち付け」、「切ってくっ付ける」こと。つまりパッチワークのことだそうです。大小の四角に切った布を継いでいくと、袴の形になります。野袴(のばかま)、昔の仕事着です。

裾が細身で、ふくらはぎにぴったり、立ち仕事で疲れない袴だそうです。

この、「ふくらはぎにぴったり」というのが、想像以上に「ぴったり」・・・「ぱつんぱつん」で、縫い上がったときに、「うわー・・・」とびっくり。破けるやん!と思いました。

ここでわたしは、いったん袴を脱いで「ふくらはぎを細くするエクササイズ」をやったのですが、(翌日が完成品を持って行く日です。1.5センチくらい細くしたけど、やっぱりぱつんぱつん^x^ この週が長距離移動が多くて気温の変化からもむくみが出ていたとはいえ。)

ほかの生徒さんたちは、ほどいて布を多く出すよう縫い直したりされていたそう。

そうよね・・・縫い物をする人たちはそう考えるよね・・・

自分の体をなんとかしよう! とまずそっちから解決を考える自分がおかしかったです。

2016/ 2/13 19:11
教室でタッツケ袴のお披露目。

先生から、「ふくらはぎにぴったりして、これがゲートルのように下腿を安定させるから疲れないんですよ」と解説されて、なるほどー。

 

おもしろいのが、帯を締めると、ふくらはぎが!!すっと細くなるんです!!

(生徒はみんな、「生地が馴染んだ、伸びた」と言ってましたが、腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ)の間隔が狭まり、ふくらはぎそのものが変わりました。)

帯で丹田(下腹部)と仙骨を軽く締める感じになるので、重心が外に逃げなくなり、脛骨でしっかり立てます。

※脛骨は膝から下の、太い方の骨。腓骨は外側の細い方の骨。

 

骨盤内の重心って重要だなあ、と改めて思いました。

仙骨の角度! またケアやエクササイズのネタができた☆ タッツケエクササイズしたい~

 

この袴は、くさのめ工房さんのワークショップで作りました。整体の開業や別に通ってる講座の課題もしながらだったので、けっこうたいへんでした~(それぞれ一つ一つはそんなに大変じゃないんですが。)

くさのめ工房の吉房先生は、着物の中でも「小袖」を研究されていて、小袖と袴を実際に着てふだんから生活されています。マインドフルネスの実践者でもあり、ここあるきでも導入しているCBT(認知行動療法)にも通じるので、袴を作りながらいろいろ勉強させていただきました。

なにより、身体感覚がすぐれた先生で、縫いながら衣服と身体の関係についてお話を伺えるのが楽しい。

ほかの生徒さんたちも楽しい方たちで、講座が終わってしまうのがもったいないくらいでした。

一度作ってしまうと、仕組みが分かりやすい。体でもなんでもそうですが。もともと、サルッパカマ(面白い名前ですねえ、「猿袴」。山林での作業がしやすい、脚が210度以上開ける袴です)を調べていてこちらの教室を知ったのですが、サルッパカマ、自分で作れそうです。

それにしても、昔の仕事着って合理的によくできてます。衣服から体と対話できる。おもしろいなあ。

 

服にシワができるのは

簡単なソーイングの本をアマゾンで検索していたら、こんなレビューを見ました。

「変なシワができます。」

まあ、直線裁ちで、袖ぐりや襟ぐりも単純にしてあるみたいだし、ダーツも取らない、今どきのルーズなシルエットの服だと、シワはできるよね、と思う。(この服はそういうシワも含めたデザインなんじゃないかな。簡単に作れるをメインに据えてるんだし。)

変なシワがどんな感じかわからないけど、大抵のひとは服を着るとシワができますよね。モデルさんでも。

右から左へ斜めに大きなシワ、左肩だけシワが寄る、襟ぐりの右側が大きく空いてインナーの肩紐が見えてしまう、またはスカートがいつのまにか回って後ろファスナーが正面に?!、靴下も回ってかかとが足の甲側に!、などなど。

それって服のせい、ではない。だからといって、自分の体のせいだから仕方ない、でもない。

体の使い方のクセ。

からだそだてで、最初に体を観察するときに、服のシワは参考になります。こういう服のシワができるってどういう体の使い方だろう、って。

ほとんどの人の体は左右や前後など、どこかにかたよりがある使い方です。体はそもそも左右非対称で、使い方もどこかを多く使うクセがあって人それぞれ軸や重心に偏りがあります。それが当たり前。

服のシワはどーでもいいわ、わたし今ノープロブレム! ならそれでもちろんオッケー。そのまま進んでください!^▽^

でも、いろんなテーマ(不調を改善したいとか、もっとこういうふうになりたいとか)をともなった「からだそだて」で、エクササイズや日常動作の練習でからだの使い方を見直すと、1時間足らずで目立ってた服のシワがストンと消えてたりするんです。

服の肩周りのシワが消えると実際に肩が楽、斜めの大きなシワが消えると左右どちらかに大きくかかっていた負荷がバランスが取れて違和感がなくなる、腰のギュッとしたシワが伸びて腰も伸びている。などなど。

からだや顔のシワも伸びます!

フェイシャルリフレをしたわけじゃないのに、おめめぱっちりになったり、あご周りがすっきりしたり。

ほんと、「わたしの体はこんなもん。仕方ない」じゃない。

「仕方ある!」 もっとスムーズなからだの使い方、ある!

 

服やどこかのシワが気になってる人も、そうでない人も、からだの使い方に興味がわいたら、ここあるきまで。

からだにアイロンかけて、ぱりっとふんわり~